アンケート結果発表

毎月、さまざまなテーマで実施しているアンケート。
一般の方々が注目していることや、
入院経験がある方のご意見など、
皆さまから寄せられた"生の声"をレポートしています!

アンケート結果報告2015年10月5日発表

処方薬の服用に関するアンケート調査

「薬の飲み忘れ」による医療費の無駄は約500億円と言われています。この無駄な医療費を削減するため、薬剤師による残薬の確認制度が始まりました。患者さんの意識や実態、および医療従事者による患者さんへの指導は充分に機能しているか、アンケートにてお聞きしました。

アンケート属性
アンケート期間 2016年12月5日~2017年1月9日
有効回答者 3572名
男女比
年齢分布

(1)あなたやあなたの家族は現在、医師による医薬品の処方を受けていますか?

自身や家族が現在医薬品の処方を受けているかきいたところ、「継続的に受けている(慢性疾患)」と答えた人が42.0%(1502名)、「受けている(かぜなど一過性のもの)」が24.4%(872名)となりました。性年代別でみると、20、30代の女性で慢性疾患による医薬品処方を受けている人の比率が多くなっています。年代ごとの回答者数の偏りを考慮しても、男性に比べて多い結果となっています。

(2)あなたやあなたの家族は、処方薬を飲むタイミングや回数、数などを医師の指示通りに服用していますか?

自身や家族が利用する指示通り服用しているかきいたところ、「きちんと指示通りに服用している」と答えた人が50.8%(1815名)、「だいたい指示通りに服用している」が44.6%(1593名)となりました。いずれの性年代でも、「きちんと」または「だいたい」指示通り服用している人が多数ですが、(1)で一過性の病気で処方を受けていると答えた人のうち、一部の若年層で「あまり指示通りに服用していない」と答えた人がみられました。

(3)【服用を止めたり、量を減らすことが「よくある」「時々ある」「あまりない」と回答された方】は、その理由は何ですか?

他設問で服用を止めたり減らすことが「よくある」「時々ある」「あまりない」とこたえた人にその理由をきいたところ、最も多いのが「体調が回復したと自分や家族が判断したから」で63.8%(1495名)、次いで「服用するのを忘れてしまうから」45.3%(1062名)などの順となりました。上位2つの回答は、(1)で一過性の疾患での処方をされている人だけでなく、慢性疾患の人でも一定数の回答がみられました。慢性疾患の回復をどう判断するかが、一部個人によって行われていることが推測されます。

その他

  • 沢山薬を飲んでいる気持ちになるので、成分をまとめて1粒で摂取できたら良い
  • 朝飲まなければならないものが、起きたときにはお昼になっていたから
  • 市販の風邪薬を飲みたくて、処方された薬との飲み合わせがわからなかったので
  • 基本的にクスリの多用は避けたいと思うため
  • 先生に、症状がおさまったら飲まなくていいですよ、と言われたので

(4)【(3)で「服用するのを忘れてしまうから」と回答した方】は、どの時間帯に飲むのを忘れやすいですか?

(3)で「服用するのを忘れてしまうから」と回答した人にどの時間帯に飲み忘れるかきいたところ、最も多いのが「昼」で36.4%(387名)、次いで「朝」34.2%(363名)などの順となりました。性年代別でみると、(1)で慢性疾患または一過性の疾患と答えた若年層の女性で朝の飲み忘れがやや多い傾向がみられました。

(5)薬の服用を止めたり、飲み忘れたりした場合の影響をどのように認識していますか?

薬の服用を止めたり、飲み忘れたりした場合の影響をどのように認識しているかきいたところ、最も多いのが「症状が改善しない可能性がある」で40.1%(1432名)、次いで「1~3回飲み忘れても問題ない」32.3%(1152名)などの順となりました。(1)とのクロスでみると、慢性疾患で処方を受けている人では「症状が改善しない可能性がある」と「1~3回飲み忘れても問題ない」の回答が拮抗しており、一過性の疾患の人よりも「問題ない」の回答比率が高くなっています。

その他

  • 何の治療をいるか、またどんな薬を飲んでいるかにもよると思う
  • セカンドオピニオンを求めて再度受診する

(6)薬を飲み残した場合、その薬はどうしますか?

薬を飲み残した場合その薬はどうするかきいたところ、最も多いのが「捨てる」で44.0%(1573名)、次いで「自分が次に似た症状になったとき使う」42.2%(1508名)などの順となりました。(1)とのクロスでみると、わずかな差異はみられるものの「慢性疾患」または「一過性の疾患」で処方を受けている人でもともに「捨てる」と「自分が次に似た症状になったとき使う」の回答が拮抗しています。

その他

  • 定期的に行くのを遅らせる
  • とってはおくが使わない
今回の調査では、従来より女性の20代、30代の回答者がかなり多くなっています。回答者の中で、現在慢性疾患または一過性の疾患で投薬を受けているのは約3分の2ですが、薬の服用については大半の人が指示通りに服用をしていると回答しています。ただ、自らの意思で投薬をやめたり、飲み忘れの経験をした人も一定数存在しています。飲み残した薬は、捨てる人と次回似た症状の時に使う人が症状の内容にかかわらず拮抗しており、投薬指示をどの程度守るかや余った薬の処分方法については個人の価値観や判断にかなり依拠していることが推測されます。

「処方薬の服用」について、また、このアンケートの結果や内容についてのご意見やご感想は、公式Twitterまでおよせください。

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