NEWS 2017

介護 2017.12.26

6年以上介護をする高校生ケアラーも。学業などの影響を懸念(大阪歯科大学准教授濱島淑恵ほか)

大阪歯科大学の濱島淑恵准教授と関西学院大学の宮川雅充准教授らは、
高校生のうち、20人に1人は家族の介護などを担う
「高校生ケアラー」の可能性がある、とする調査をまとめました。
 
調査は、2016年に大阪府内の公立高校10校の協力を得て実施され、
5246人から有効回答を得ました。
 
回答者のうち、家族らのケアに取り組んでいる高校生は272人で、
全回答者の5.2%。
濱島准教授らはこの272人の高校生ケアラーに対し、
具体的なケアの内容について詳細に調査を行いました。
 
ケアの頻度について尋ねた質問では、最も多かった答えは「毎日」で33.5%。
「週に4~5日程度」と回答した高校生は11.8%で、
週に4日以上ケアをしている高校生が半分近くであることが分かりました。
 
また、ケアに取り組んできた期間に関する質問では、
具体的な年数を回答した198人のうち、半数以上が3年以上と回答。
なかには6年5カ月と答えた高校生ケアラーもおり、
長引く介護が生徒の生活の質や学業、健康面に
影響を及ぼしている可能性も指摘されました。
 
濱島准教授は、「高校生ケアラーの状況を救えるのは、
介護のプランを立てるケアマネージャーの存在。
ヤングケアラーの生活環境にまで配慮したプランを検討するのは、
大変なことかもしれないが、ぜひ心掛けてほしい」とし、
ヤングケアラー支援の必要性を訴えました。
 

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