NEWS 2017

医療 2017.10.20

乳がんの発症に関わる遺伝子がアルツハイマー病にも関与(東京大学他研究チーム)

東京大学医学部付属病院神経内科の岩田淳講師は、
2017年10月17日、
遺伝性乳がん・卵巣がんの発症に関わる遺伝子が、
孤発性アルツハイマー病にも関与していることを発表しました。
 
研究では、死亡したアルツハイマー病の高齢者30人と
アルツハイマー病にならず死亡した高齢者30人の脳を解剖。
神経細胞特異的なDNAメチル化解析という方法を用いて、
アルツハイマー病患者の脳内に
乳がんの原因遺伝子BRCA1の機能異常が生じていることを
世界で初めて明らかにしました。
 
神経細胞が静かに衰えていくと考えられているアルツハイマー病と、
細胞が激しく増殖していくがん。
2つの疾患の表裏一体性を示した画期的な発見と言えるでしょう。
 
乳がんの原因遺伝子BRCA1はDNAの損傷を修復すると考えられており、
その機能異常がアルツハイマー病の脳内で生じているという新たな発見は、
今後、DNA修復という観点からアルツハイマー病の
新しい治療法開発へ繋がることが期待されます。

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