NEWS 2017

医療 2017.08.09

進行がん患者の家族の42.2%が「家族内の葛藤」を経験、「進行がん患者の家族が経験する葛藤」(筑波大学、東北大学)

筑波大学と東北大学は2017年8月4日、
「進行がん患者の家族が経験する葛藤」についての研究結果を発表しました。
研究対象となった遺族数は767名で、そのうち458名が解析対象です。
 
同研究の結果、
「ご自身が本来果たすべき役割を十分にしていない家族の方がいると思うことがあった」、
「患者様の治療方針に関することで意見が合わないことがあった」の項目では特に経験が多く、
「とても良くあった」「よくあった」「時々あった」と回答した家族が20%以上でした。
そして、42.2%の家族が家族内の葛藤が少なくとも1つは経験していることがわかりました。
 
遺族の年齢が若い場合や家族内で意見を強く主張する人がいた場合や、
病気後に家族内でのコミュニケーションが十分に取れていなかった場合に
家族内の葛藤が多い傾向にありました。
また、病気前に交流がなかった家族と連絡をとるようになった場合に、
家族内の葛藤が少ないことがわかりました。
 
医療従事者などが家族内の関係性やコミュニケーションの状況を理解して関わることが
家族内の葛藤の有無に気づくことに役立ち、
進行がん患者の家族への支援、そして、患者と家族のそれぞれのQOLにつながると考えられます。

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