NEWS 2017

介護 2017.06.01

鏡の前で食事をすると1人の食事よりもおいしく感じる、高齢者の孤食によるうつや食欲減退を防ぐ対策(名古屋大学)

名古屋大学大学院情報学研究科の研究グループは、
鏡に映った自分の姿を見ながら食事をすると、鏡を見ないで食事をするときよりも、
おいしく感じることを明らかにしました。
 
現在の日本では、多くの高齢者が1人で食事をしています。
高齢者の高頻度の孤食は、うつや食欲減退に繋がる可能性があります。
同研究は、鏡を用いることで幅広い年齢層の食事の質を高める可能性を示したものです。
 
同研究では、65歳以上の高齢者と大学生を対象とした実験を行い、
1人で鏡の前と、
部屋の壁が映し出された鏡とほぼ同じ大きさのモニターの前で、
ポップコーンを好きなだけ食べて、そのおいしさを点数につけてもらいました。
 
同研究の結果、高齢者と大学生のどちらも、
壁の映ったモニターより鏡の前で食べた方が、よりおいしいと感じ、摂食量も増加しました。
さらに、高齢者に実験前に撮影した自身の写真をモニターに映しながら食事をしても、
壁に映っているモニターの前よりも、おいしく感じ、摂食量も増加した結果となりました。
 
今後、「食事をしている姿の静止画でなくても同じように食事をおいしく感じるのか」、
「比較的味気ない食品であっても同様の効果が得られるのか」など、
病院等での効果を検討する研究が想定されます。

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